十二支の侍《戦闘、恋愛、ファンタジー》

>白野
はぁ…どうにも決定打に欠けるな。そもそも俺は一人でどうこう出来るようなスペックは持ち合わせてないってのに。
【そんな貴様に朗報だ。何者かが此処に近付いてきている。戦力になるかどうかは分からんがな】
（片腕を切り落としたは良いが、咎物と距離を取り。睨み合いが続く。なにしろ此方は一発貰うだけでもアウトなのだ、慎重にもなる。どうするかと考えを張り巡らしていたところに自身の守護者から誰かが此処に来るという情報を聞き、一縷の希望を見出して）
うぉっ、と…！こいつの腕落ちても動くのかよ！全く持ってふざけてやがんな！
（睨み合いから少し時間が経ち、その緊迫した空気を壊すような声が届けられ、これで多少はマシになるかと思った瞬間切り落とした腕が動き出し、相手に襲い掛かったのを見て思わず気が逸れて。その隙を逃さないように咎物の残った片腕から放たれる拳が自身に迫ってきて）