主人 2017-04-17 00:57:10 |
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嗚呼、執事として当たり前の事で御座いますので 。( 彼から次に述べられるのはきっと感謝だろう。何事も察し、当てられる彼はやはり頭が良いのだ。何時もの微笑みを浮かべつつ、そう言ってみた。 ) 御主人の御体に悪いかと...お任せ下さいませ。( やはり過保護だと自覚するも、それを貫き通すのが執事だろう。そう自分に言い聞かせては、上記を述べ、笑みを見せた。自室へと進む彼とは反対に、持ち出したのはドライヤー。主人の自室へと脚を進めては、既に鏡の前へ座る彼の後ろに立ち、ゆっくりと手梳を入れる。さらりと一切痛んでいない美しい髪の毛。やや湿った箇所に心地よい風を掛けていった。 さくさくと作業を進めるなか、ふと思い出したように「御主人、昨晩は大変疲れたでしょう。昨晩はよく御眠りになられましたか?」と問い掛け。活発な彼だ。きっと今日も何かしらするのだろう、そう思うと、やはり彼は体力があると実感し。 )
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