主人 2017-04-17 00:57:10 |
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...安心しろ、そう長居はしないつもりだ。今回はあまり良い情報は手に入らなそうだから。( 執事である彼が己の傍を簡単に離れて自由に食べ飲みする訳が無いかとふっと僅かに笑みを溢す。彼の肩をぽんと叩いて上記を告げ、周りへ視線を向けながらコツコツと音を響かせて歩き続ける、途中燕尾服を着た者がトレイにワイングラスを幾つもの乗せて視線が合った者順に声を掛けているのを見掛けたり、男女共に腰を手に当て慈しむ様に見詰め合う者、丸いテーブルへと豪勢に飾られたフルーツ、ケーキ、等様々な系統のものを分ける様テーブルが幾つもあった。近くにあった白く丸いお皿を片手に取り、フォークをもう片方に取るとブルーベリーの乗るショートケーキに紫のジャム液が垂れかかったものを皿へ移動させ、口に含むとショートケーキのしつこい甘さを和らげるブルーベリーの僅かな酸味が程よい甘味になり「 あんまり酷く甘いものは口に残るが、こうすると本当に合うんだな...“ボイコット家のもの”は美味しいと本人が一番鼻を高くしているが、一流ケーキ屋のものから取り寄せただけの事だろうに。」感想を述べながらも掬うと彼へと振り向きそっとフォークに刺さるケーキ一口分を口元へ )─アレン。あーん、は?.....( 双眸を僅かに細めて何処と無く耳元に響き渡るような声色で囁くように告げてみた、彼がそれに応じるか否めてしまうか、はたまたどんな表情を彩るだろうかと反応を試す僅かな好奇心。彼にとっては意地が悪く思えてしまうだろうか、なんて事は奥底へと )
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