主人 2017-04-17 00:57:10 |
通報 |
...今よりもっと幼い頃に花に関しては特に興味を持っていそうでしたから。( 彼が男性へ挨拶をしているのを横目に見据えた後、紅い薔薇を手に持っている事に気づいたのだろう『 ...よく、娘の好きなものがわかったね。それとも偶然かい? 』と一言、まさか、と言わんばかりに上記を告げ。その上彼女は“赤”をとても良く好いている。だから紅い花は彼女にとっては最高のプレゼントだろう、その証拠にほら、彼女の髪飾りは紅い花が可愛いらしく飾られている。会話を幾つか交わした後に、隣でしゃがみ込んで少女へ花束を渡しているのを見掛けると此方も少女へ視線を向け此方もしゃがんで下記をそっと告げ )お誕生日、本当におめでとう。
( 渡されるのを待ちわびていた少女はとても嬉しそうに満面の笑顔で執事から渡される薔薇を両手で受け取り抱えた。『....有難う!...ございます、お兄さんたち。私、紅いお花がだあいすきですの!...ふふ、っ。とっても嬉しいですわ...ねえ、パパ、見て!こんなに可愛いくてきれいなのっ。』嬉しげに男性へ花を見せ付けている。微笑ましい光景を目の前に吐息混じりの笑みを一つ溢して立ち上がる。 やがて暫くして男性が時計を見ると『 おっと、そろそろ時間だ。此方も挨拶をしなければならない者がいてねえ、行かせて貰うよ。この後のパーティーも引き続き楽しんでいってくれたまえ、まあ......君がパーティーなんて、あまり似つかわしくないけども。 』喉の奥から深い笑みをハハハと溢しながらも嫌みの一つを残して背を向けてその場を後にする男性へ頭を軽く下げ見送り小さな声で呟く『 ....ごもっとも。...俺がわざわざパーティーやら舞踏会に参加してるのはあくまで───。 』合理的な判断の上、周りの貴族状況や細かな情報を得やすい場であるからだ。ふと彼へ視線を向けるなり下記を告げてみて )さて....アレン。折角来たから何か口にしていったり見たりしていったらどうだ?誕生日パーティーはまた豪勢だからな。
トピック検索 |