主人 2017-04-17 00:57:10 |
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...どうも、今晩は。( 賑わっている間を通っていく度に目が眩みそうな位、派手な風景。様々な香りと色、音、五感を伴っていた。途中、一人の美しい女性に声を掛けられ上記の挨拶を。『今晩は。変わった瞳を持った方だと御伺いしていたのだけれど、本当にそうなのね。...どうしたら、その様な瞳に──。』初っぱなからこの類いの噂を持ち出す所辺り思い遣りが無いのか無神経なのか、そうは思ったが嫌味とはまた違い純粋にそう紡がれた様に感じ取った。己としてはさっさとボイコット家に挨拶をしたいが為に「 悪いがこの瞳に関しての質問はまた後にでも聞いてくれないか?未だお祝いの挨拶に行ってないんだ。....その時までに興味が薄らいでいなかったら話そう。 」と言葉を遮る。承知し引き留めた事を申し訳なさそうにドレスの端を柔く掴み軽めのお辞儀をする女性の横を通りすぎ、大きく豪華な扉を開く )
.....お久しぶりです。この度はお招き頂き有難うございます。娘さんのお誕生日、おめでとうございます。( 中を開けば更なる華やかさ。隣にいる彼を一瞥した後、お目当てのボイコット家の者。脚を向けていくと早速心にも無いよそよそしい一文を伝え。見た目40代位だが年齢はもっと上であるその男性は眼を見開いた『 っ....。ああ、いらっしゃい、また会わない内に大きくなったねえ...ハッハッハ...。それにしても、よおく来てくれたねぇ。嬉しいよ。』己が来た事に驚いたのだろう、紫色の双眸を一層細めては己の胸元に手を当て妖艶な笑み浮かべ柔く何処と無く冷たく言葉を紡いだ )...ええ、僕も時間に遅れまいかと冷や冷やしましたよ、どんなに礼儀知らずな者でも、前日には招待状が届く様にはするのですがね。まさか“当日”の“午後ギリギリ”の時間に届くなんてこれは理解し難い。......何故、僕の所にだけ小さな間違いを何度も何度も繰り返すのかと不思議で堪らない。...何をお考えでいらっしゃるかは“わかりません”が、今後とも手違いが起こらぬ様に慎重且つ───。( 勿論相手の考え等はわかっている、あえて強調を重ねながら紡ぎ終える頃には幼い娘が此方へと向かってくるのが見えそっと執事へと視線を向けて「 ああ、あと遅れましたが此方が僕に仕えている── 」続きの自己紹介を促す様、口を止め目を伏せ )
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