都々 2017-04-16 15:22:46 |
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(ただでさえ静かな図書館は、いつも以上に人が少なく。はて、と貸出カウンターに掛けてあるカレンダーを見て成程と頷き。初めてホグズミード村へ行った時の楽しさを思い返しながら、普段と同じように館内をふわりふわりと漂って。各々に理由はあるのだろうが、あんなに楽しい場所に行けないのは勿体ないな、などと勝手に同情しながらそこに居る生徒達を見て回り。粗方回り終えると飽きてしまい、定位置である手紙を挟んだ本の並ぶ棚へ戻る。やはり此処が一番落ち着くなと思いながら件の本を探していると、そこだけすっぽりと抜けていることに気が付き。ただでさえ人の寄らない棚、更に授業の参考書にも選ばないような、二十年前ですら己ともう一人しか見ることのなかった本を、一体誰が読むと言うのか。とにかく探さなければ、と慌てて館内を周り直すと、さっきは見かけなかった常連の生徒が目に入り。そう言えば、彼は近頃あまり人の寄り付かない棚を選んでいたと思い出してそちらへ向かえば予感は的中。今まさに開かれようとしているのは、かつて自分が想い人へ向けて書いた手紙で)ちょ、っと待って――!(思わず出した自分の声は、まるで屋内へ響き渡るよう。触れられる訳が無いと心の奥底では思いつつ、反射的にそれを止めようと腕を伸ばして)
(/時間ができましたので、早速お返事させて頂きますね!
ロルの件、把握致しました。こちらもあまり苦手な文体は無いことと、初回を読ませて頂いた時点でとても読みやすく分かりやすい文章でしたので、問題はありません!
思い浮かんだ展開などがありましたら、都度報告した方が良いでしょうか? 背後会話があまり好まれないようでしたら、区切りの良い時にまとめてお聞きした方が良いのかなとも思い……)
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