とくめいさん 2017-04-11 21:44:18 |
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( 人が空く時間を待っていても女の子達は真っ黄色の声を上げながら彼とお話ししていて。そうする内に予鈴はなってしまいふと見れば彼は教室から出て行こうとしており。こっそりその後を付いて行くとどうやら人気の無い所へ行こうとしているらしい。「 黒木くん! 私の取って置きの場所教えてあげる! 」と小走りで彼を追い抜き後ろを振り向いて長身の彼を見上げるとまるで悪戯っ子の様な笑み、こっちこっちと指差しながら軽い足取りで秘密の場所へ向かい。そこは旧校舎の使っていない教師用の準備室で、ソファや本棚等私物の部屋の様な空間であり。この間自分が掃除したので綺麗な筈だが、とっくに壊れているドアを開け中に入ると少しだけ埃っぽく。息を止めて窓辺に向かい窓を開けると一気に春を思い浮かべる微風が中に入り込み自分らを包んでしまい。)
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