慣れ過ぎて判らなくなるって奴かな。 ( 右の人差し指と親指でクッキーを挟み彼女の唇に近付け、不意に彼女の右手を左手で攫んでみた。息音も聴こえるこの距離で何を思うんだろうか。 ) ほら、珈琲冷めちゃうよ?。 ( その触れた指先を離したら、喉に少し熱の冷めた液体を注ぎ込んで。 )