捨てられた者達【3L/戦闘/SF】

［ジャッカル］

>フィニー様

兵士「悲鳴と銃声…？まさか？」(フィニーに殴られて床に倒れ込む兵士。なにか、外で音が聞こえており、耳をすませると虎の下品な笑い声と人間の悲鳴が聞こえてきて、兵士はなにか嫌な予感が働く。)

ここは…？そうだ！お前を始末しな……！？(フィニーに殴り飛ばされ、正気に戻ったジャッカル。ジャッカルは機銃が内蔵された右腕を向けようとするが兵士「待ってください！今は戦闘を中止して遮断物に隠れてください！」と止められる。)

ジャッカル「…は？どういうことだ？」
兵士「虎がこっちに来ます。」
ジャッカル「増援だろ？なら、そいつらと協力して…」
兵士「部屋の外で銃声と悲鳴が聞こえています。何か嫌な予感がするんです！早く、隠れないと！」(ジャッカルはどういう事か説明を求める。兵士によると虎がこっちに向かっていると言うとジャッカルは好都合だと答えるが、兵士は離脱した兵士が戻って来てないのと屋敷内で聞こえる悲鳴と銃声で虎はなにかイチモツを抱えている可能性があると示唆する。ジャッカルは兵士の言葉を疑っており、まともに取り合ってくれない。)

兵士「おい、デトネイター。私の予想だか、虎の奴はジャッカルさんとお前が戦闘している時に奇襲をかけてくるつもりだ。このまま戦闘を続けるのはやつらの思う壺だから、ここで一旦、休戦にしないか？」(兵士はフィニーに敵意のない態度で休戦を申し出る。自分達が返り討ちにして殺してやろうとした相手に協力を求めるのは本来はありえない行為なのだが、敵はタンクウォーカーを含めた部隊、さすがに背に腹は変えられないようだ。)