￤　９Ｔ.　￤　

「私達も星屑のひとかけらだと思うと、何故だか安心する」

「―――さっさと楽になりな。」

相楽 紗子(ｻｶﾞﾗ ｻｺ)
25 / 女性 / 保有者B

凍てつく氷の如く冷徹で峭刻。元軍人としての心得を鉄則とし一般男性顔負けの勇ましく堂々とした風貌。タフで滅多に弱音は生まれず、吐かず、例え肉が削れ様と骨が粉砕し様と強靭な精神力は底を尽きる事を知らない。魔物に対しては敵対心を常に剥き出しに、一匹たりとも逃さない執念深さと残忍さを持つ。意外にも市民に対しては義理堅く慈悲深い。しかし基本的に使命を全うする以外の私情は、現場であろうと同僚の前であろうと持ち込まず必要以上の馴れ合いは好まない。誰隔りなく接するが稀に常にハイテンションな者と予測の付かない無鉄砲さを持つ者は苦手とする。また、余りの雄々しい性格故、女性らしい品格が欠けて代わりに建前だけが残されている。容姿や趣味等にも気に掛ける事が無く寧ろ己の人品を理解しており、今更下手に手出そうとも思わない。が、羨望が微塵も無い訳では無い。

身長168cm、着く所にしっかりと脂肪は付いているが女性にしては良く鍛えられた身体。所々傷痕のある日焼けした肌は小麦色、手入れの行き届かない掌はマメと肌荒れで到底人に見せられるものでは無い。普段からテーピングと包帯で隠す様に覆っている。そして、イギリス人の祖父の血をしっかりと受け継いだクォーター。それ故地毛がキャラメル色なのを隠す為にわざわざ黒く染めているが、所々色落ちで元の色の毛束が見え隠れする。唯一女性として手を掛けているのはその髪の毛。肩甲骨まで伸びたやや畝りのある髪を一纏めにやや高めの位置から後頭部で縛っている。瞳はグレーのアーモンド型、目頭に行くにつれて睫毛が伸びている。服装は保有者を示す男性陣と同じ形の軍服。戦場に駆り出される時は中に防刃チョッキを着用。靴は使い慣れて擦り切れた半長靴。普段着では主に人類保護区でスポーツブラとスポーツレギンスだけで過ごしている事も。

元はイギリスのご令嬢。六つの時に不慮の事故で家族を失ってから様々な経緯と経験を積み軍人へと這い上がり。軍で過ごす内に内気な性格もいつの間にか過酷な日々で染まり、今では異性がそばにいようと平気で着脱が可能。あくまで他の保有者は同僚として、9Tの者達は共に戦う兵器と捉え、本当に守るものは軍事施設でも廃と化したこの地でも無く、善良な市民だと思っている。その為ならこの命など安易に捧げられるが魔物が人っ子一人危険に晒すのであれば死んでも死に切れぬ思いで戦い、同僚と9Tを援護すると誓っている。一人称「私」二人称「お前、あんた、貴様、苗字」



(/女性らしさには欠ける娘が出来上がりました…、如何でしょうか？何か想像と違う点や補う箇所、削るべき所がありましたらバシバシ仰ってください！ご指摘宜しくお願いします。)