>シロ ありがとう、シロ。いい香り…だね。 (暫し待てばやがて運ばれてきた芳ばしい香りの食事に、待ってましたと言わんばかりの笑みを浮かべる。前に並んだ食事を用意してくれた執事に礼を告げると、ふわり。ほのかに香るあの時の記憶。まさかと思い並べれた食事を今一度見るが、見ただけでは特に変わったところはない。…気の所為か。コーヒーカップを持ち一口飲めたなら、その美味しさに目を伏せて)