ペラペラの紙 2017-03-29 01:55:49 |
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>フレア
食べたい物が最近見つからない、
(美味しいもの、の言葉に不満げな様子でそう返す、本当に糧となる物が手に入らない口寂しさを埋めるためにジャム、チョコレート、ジャーキー、他に何を食べていたっけ、と過去へ思案を遡らせて。ふと困らせ屋の子どもを相手にするような口ぶりで、美味しいものという餌をチラつかせられているのでは、と疑念も浮かぶも
>アデル
他人を悪魔に喰わせる人間の理由なんて何時だって正当だよ。
(金や地位、もしくは好奇心、そういう理由で悪魔に可愛い我が身ではなく下の立場の他人を差し出す、それは汚い生き物である人間らしい、所謂正解の行動だ、と薄く笑って。この邸には人間以外も住んでいるが大した違いはない、彼女の手が止まっていることから、もう拭き終わったらしいと判断し、長椅子に座って足を組み
>レーク
2人分で。きみも飲めばいい。
(食堂の辺りに生き物の気配はなく、食堂へと入りざま時間外れの茶会へと使用人の彼も誘って。真面目な人魚の青年を堕落の道、つまり勤務時間内のサボりに誘導してしまうなんて勤勉な悪魔のような真似をしてしまったかな、とふと思う。しかしきっと人間のようにあくせく働くよりも、水槽の中でゆらゆらと鱗をきらめかせて揺れている方がきっと似合うだろうに、
>シロ
…魂はひとつしかないんだから
(床に座る彼女の傍にいつの間にか近づいてしゃがみこむ、時間が経てば癒える血や肉とは違い魂は1人に1つ、だからこそあんなにも甘美で、その人の全てを自分の中へ取り込んだような幸福感と高揚感を与えてくれる、口から出た優しい声色はきっとその感覚を思い出していたからで。「それか、吸血鬼の真似事でもしろと?」、誤魔化すように彼女の無防備な首筋へ爪を滑らせる、彼女の大好きなご主人様はこんな風に粗野な振る舞いはしないだろうと分かっていて
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