ペラペラの紙 2017-03-29 01:55:49 |
通報 |
>シロ
(きっと部屋のどこかにある時計の針の音さえ気にならないような瞬間。時計よりも胸の奥にある臓器の方が余程急いだ音を鳴らしている。手袋越しに重ねられた手には視線を落とさず、あの月のような双眸を見据えて。空気に身を委ねるように顔を寄せれば最小限に絞った声と掠めるような吐息を。)
それはお互い様さ。お前のことを口枷で従えられるならどんなに良い気分になれるか。 ──もし枷に掛けられる準備が出来たなら、その従順な意志を俺に見せるように目を瞑ってもらおうかな…シロ。
トピック検索 |