ペラペラの紙 2017-03-29 01:55:49 |
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(/ご無沙汰しております。長らく空けてしまいすみません。私生活が徐々に落ち着いてきたので、ふと思い出しましたこちらのお屋敷にまたお邪魔させて頂こうと思った次第です。不定期でしか顔を出せないでいるのにお屋敷を残していて頂いて嬉しいです。新しい住人ではありませんが、もしよろしければまた寝坊助な吸血鬼のお相手をして頂ければ幸いです)
(夢を見ていた。厚いカーテンと暖かい掛け布団に包まれ、冷えた夢を見た。食卓に並ぶ色とりどりのメニューに目を輝かせ、一口、また一口と運ぶ度、胃は鉛のような重みを抱えていく。ついには身体を床へ倒して、どこからか流れ出た赤い血を眺めては身体が冷えていく感覚に意識を手放した。──寒い。目を覚ましたそこはほのかな暖かみさえ持っているというのに。乱れを知らなかった布団の中で寝返りをひとつ、まばたきと溜め息もひとつ。誰かを呼ぶ気にもなれず、布団の中で丸くなる。ああ、今すぐ暖炉が目の前に現れればいいのに)
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