むかしむかしあるところに
戦争が強く、栄えた大きな国がありました。
その国には年頃の三つ子の王子様がいました。
王子様たちは優秀でハンサムで
そして、とても優しかったので父親である王に逆らったことがありません。
そんなある日、王様は言いました。
「この国で一番美しい娘と、一番強い娘、それから一番頭のいい娘、それぞれを私の息子達の妃にしよう。」
「私たちをいきなり城に連れて来て王様ならなんでも許されると思っているの!?」
「王の、父の勝手には慣れているけれど貴女には悪いと思っている、望むものは自由以外ならなんでも用意させよう。」
「そういうことじゃないのよ!!」
これは
優秀だけれど愛を知らない娘達と
優秀だけれど意思のない王子達の
形だけの結婚のお話。
お妃様探し中につき発言禁止。