サイノカミ 2017-03-23 21:54:40 |
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>疫病神
……つっこちゃん、また悪い子になっちゃった。
(救い上げてくれた腕は優しいものだがその言葉はどこか疲れた様なため息交じり、自業自得以外の何物でもない事故を起こしてしまった以上仕方のない反応なのだろうが折角の楽しい星見が自分の行いのせいで台無しになってしまったことを再度自覚させられる思いで俯いて。恐怖に早まっていた鼓動も落ち着き瞳に溜まる涙が零れ落ちる速度も緩やかになり始めても落ちた気分は簡単には回復するものではなく、ただでさえ普段から"疫病神"などと囁かれるような子供だというのに出会ったばかりの相手にまで迷惑を掛けてしまったことに少しの怯えさえ滲ませた呟きを漏らすとぐっしょりと濡れた着物が張り付く両腕を縋る様に相手の首に回したまま仄かに伝わる体温に身を寄せて。「――ひとりで歩いたら、ちょろぎ、つっこちゃんのこと嫌いにならないでくれる?」初めて溺れたことへの恐怖心、それに加え相手の機嫌を損ねてしまったかもしれないという不安さえ重なってしまえば出来ることなら少しでも長く引き留めるように縋っていたいもの。けれど困惑のような感情が滲むのが分かる相手からの問いかけに少しだけ考える様な沈黙を挟んだ後、ゆっくりと相手の顔を窺う様に首に回していた腕を相手の肩に添え顔を上げると沈んだ表情で応え。失態を取り返すことは出来ずとも今後の行動を気を付ければ引き留められるのではないか、そんな10年にも満たない短い生の中で見出した処世術で相手の機嫌を窺えばすん、と小さく鼻を啜りながら長い前髪の隙間からちらつく相手の表情を覗き込んで)
(/本体よりお声掛け失礼いたします!主様が宜しければ、先日途中で寝落ちしてしまったところからお相手お願いできますでしょうか?どうぞよろしくお願いいたします。)
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