サイノカミ 2017-03-23 21:54:40 |
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>御行様
ーーっ!貴方様は一体…(連なる朱色の鳥居、トントンと駆けていく足音は止まず。現実味のない空間に常の自制心には薄っすらと靄がかかり。夢か現か定かでない時間が過ぎ去る。不意に頭上から振ってきた言葉。はっと息を飲み、見上げた先の御姿は何がしかの光輝を身に纏っていて。訥々と述べられる言葉は半分も意味が分からず、ただその通りに受け取るしかなく。尋ねようと出掛かった言葉も将又、相応しいものであるのか、一瞬の逡巡が口を噤ませる。その間にも耳から入ってくる情報は絶えず。暫し黙して耳を傾けては、幼い脳内は活発に思考を繰り広げ。一度、コクリと小さく唾を飲み、理解できた内容を確認すべくゆっくりと一つ一つ音にして。「もし、貴方様は神で在らせられますか。貴方様の言葉を頼りに考えるに、あの祠が私をこの場へ遣わしめたのでしょうか。国を、里を、忘れる事は出来ませぬが、御行様、貴方様の御相手をさせていただく事が私の御勤めとなるのでしょうか」ここ最近、界隈を賑わす噂話がふと頭を過ぎる。神隠し、など所詮世迷いごと。そうせせら笑う同世代の子供の中で、何故かそう一笑出来なかった己。若しや何かを予期していたとでもいうのか。緩く結ばれたお団子は、人の世では表現出来ぬ色彩。彼の歪んだ口元さえ、如何して不愉快に思うであろう。神々しい彼等に、頭を垂れるのは最早洗脳のように当たり前と認識している様はパブロフの犬。先祖代々より脈々たる血族を失せず、護り給うた存在。まさか神御座します常世へ招かれ出づる事があるとは感激の極み。同じく背を正し、制帽を脱いではとろりと滑らかな黒真珠の瞳を真摯に見つめ返して)
(/pfの確認、及びに参加許可有難う御座います。上記の様に肩苦しく性格では有りますが、その中にも子供らしさを織り交ぜていければと思っております。神様も選んで頂き、感謝の気持ちでいっぱいであります。次回お時間合いましたらお相手宜しくお願い致します。)
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