サイノカミ 2017-03-23 21:54:40 |
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うん、居るよ!だから白ちゃんも側に居てね?__ふふふ、白ちゃんも一緒の気持ちで何だか嬉しいな、待っててくれてありがとね
(自分の申し出が許されれば満足げに大きくはっきりとした声で返し。腕組を真似られれば思わず息を吹き出し、可笑しそうに腕を解けば口元に両手を当てて笑いだし。ふと出会い頭の相手の言葉が頭を過れば、変化の無い普段の日常が続くと思っていたのに、いつの間にやら迷い込んだ先での幸福に改めて感謝を述べ。「っ恥ずかしいってば白ちゃん!……でしょ?約束、指切りげんまんしよ!」問いに返事が無ければ気のせいだったかと流し、真っ直ぐな言葉達に夜になると言うのに頬や全身の熱がみるみる上昇していくのが分かれば一度顔を背けるも、楽しみだと細められた瞳に同意を求めれば破顔し、ぐっと右手の拳を突き上げ小指を立てては指切りをしようとし。「わ、私はこの髪飾りだけで十分だよ?十分だから、白ちゃんの家に遊びに行きたいな。お腹もちょっと空いちゃったしさ。ね?行こ?」頭を撫でる手は心地よくも、まじまじと見られ真剣に紡がれた言葉に気恥ずかしさと居心地の悪さを感じれば、何とか切り抜けようと思考の渦に嵌まる相手の意識を引き上げるべく着物の袂をちょいちょいと引っ張ればそう提案し。事実、夕暮れ時に家を出て長い鳥居を潜り、相手との会話や初めての景色にはしゃぎ疲れたのか腹の虫が鳴けば一度手のひらでさすり、相手の片手に自分の手を伸ばしては再び掴もうとし)
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