主(310) 2017-03-17 11:25:35 |
通報 |
次男
(図星を突いてくる相手に顔を少し向けては不機嫌を表すように眉を寄せて、握った指先に力を込めるだけの反抗を返しては出来るだけ歩く速度を遅くしているのはお互いらしく、その感覚が少し気恥ずかしく思いつつも歩けば当然アジトには戻ってくる為に開かれた扉から中に入ると手を離さなければいけないと思いつつも離せずにいて、不意に告げられた言葉に目を見開くと隣に居る相手の顔を見て、あぁ、離れがたい気持ちはやはり同じなのだと理解しては小さく笑って返しながら耳に顔を寄せて低く囁き)…俺にボスを匿えと言うのか?畏れ多いコトをいう奴だな……、そこは、俺の部屋に来いと言うべきだろう。
四男
……ヒヒッ、チョロ松兄さんが妬いてくれるんなら、ネコと浮気するのも悪くないかも(少しだけ気持ちにも余裕が出来ればいつものように捻くれたことを言いながら兄に抱かれていたオレンジ色の猫を暫し見てから腕の中から降りたのを確認すれば顔を上げて月の明かりを見上げ、大分長居してしまったのだと分かると同意するように頷いてから猫たちを見てから雑木林を後にしようと歩き出して)うん、帰ろう…帰ったら、またココア…淹れてよ。チョロ松兄さんの部屋で、あのカップでさ。
トピック検索 |