主(310) 2017-03-17 11:25:35 |
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次男
(久々に相手を呼び捨てに呼んでみたがその反応が微かに変化したことに目敏く気付いては、少しだけ勇気を出してみてよかった…と思わず芯の強い眉尻がだらしなく下がるのを感じては慌てて表情を引き締めて、不意に手首を掴まれると引き締めた筈の表情はいとも喜びと戸惑いを隠せずに簡単に崩されて眉を下げたまま部屋を出ていけば長い廊下を歩いて出入り口へと向かい)お、おい…兄貴、そんなに急がなくたって、ディナーは逃げないぞ。
四男
え…でも…(まさかの休憩継続の申し出に少し驚いた声を漏らし、時間に正確な兄が、時間を延長させるなんて、それだけ疲れているのか、自分の膝が心地よいと思ってくれているのかと思考を色々と巡らせているとこちら側に顔を向けた様にドキッとし、微かに吐息が腹部に当たる度に体が熱くなるのを感じ、更に戸惑いながらも安眠を邪魔できないと思えばマスクの中で真っ赤になった顔の熱を冷ますように手の平で軽く顔を仰いで)………もう、…起きて、困ったって…知らないから。
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