主(310) 2017-03-17 11:25:35 |
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次男
(相手の居る部屋を後にすると自室にあるシャワー室に入って、血に濡れた汗を流すと仕事後特有の高揚感を洗い流すように、それでも胸の高鳴りが治まらないのを感じてはその理由は既に分かっている為に小さく笑い。シャワー室から出て、他の兄弟達には良くイタイと言われるが自分は気に入っている白のバスローブを身に纏うと髪をバスタオルで拭いて、暫しぼんやりとベッドに寝転がって目を閉じ、自分の好きな相手を食事に無事に誘えたという安堵感と緊張感が心地よく胸を揺らすと目を開き、着信を知らせる携帯電話を手に取ると耳に当てて、短く伝えてから起き上がると電話を肩で挟みつつ黒のスーツに着替え始め)お疲れ、…あぁ、いいのか?俺も支度をするから…ゆっくり来てくれ。
四男
分かってる…まぁ、ゴミはゴミらしく大人しくしてるから…ありがと(自分に気を掛けてくれる言葉が益々嬉しくなると視線を伏せたままぽつりと更に皮肉めいた答えを返してしまうのは最早性格で、こんなことばかり言っていたら嫌われてしまうだろうと不安を抱くも頭を撫でる手が、自分を安心させてくれていると思えば、自分も何か相手に返したいと思い。ふと、告げられた声と共に眠たげな様子に気付くと視線を横に向け、普段気を張っている兄が自分の前で見せた姿に、これはチャンスと言うようにソファに座り直すと、バクバクとする心臓を何とか落ち着かせつつ肩を掴んでは此方に引き寄せれば膝の上に頭を寝かせるように置いて)…ヒヒッ、チョロ松兄さんお疲れ?……こんな枕で良かったら、使えば?あ、ゴミのくせに二酸化炭素は吐くけど、静かで品質は良い方だと思うよ……。二酸化炭素が嫌だったら…息、止めるから言って。
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