自堕落な男。 2017-03-17 00:05:23 |
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────おう、こんばんは。何だ、久しぶりな気がするな。かれこれ……4日ぶり、くらいか?
(ふわ、と暖かなストールを肩に優しくかけられたためにやや目を見開いて振り向けば、そこにはこの冬幾度となく泊めていた、最早馴染みの仲であるうら若い少女の姿。未だ幼い子どもらしさの伺える顔立ちでありながら、少し背伸びをした大人の女を思わせる格好というその危ういアンバランスさには、銀色の月明かりの中では余計に男の心を強く惹き付ける美しさがあり。
ニヤ、と口角を釣り上げてストールを掛けたその白い細腕を取るとグイと引き、自分の隣に座るよう促し。冬中そばにいた少女が再びそばに来てくれて落ち着く気分になったのだろう、煙草を心底美味そうに深く吸うと、煙を吐きながら隣の彼女に冗談を零しからかって)
今回もえらく大荷物で来たな、え? あんたがその気なら、ずっとここで俺に美味い料理を作ってくれても良いんだぜ。
おう、了解。来てくれてありがとさん。
俺的にはぴったりの相性だと思うから、是非長居していってください。
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