自堕落な男。 2017-03-17 00:05:23 |
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わかったよ、それまでゆっくりして行きな。
ん? おお、そうかい、ありがとさん。
(飴玉を見るや向日葵のように顔を輝かせた彼女を見て吹き出しそうになりながら。しかし、小さな足で小走りで駆け寄ってきた少女が、飴玉を手に取ると同時に摘みたての花束を差し出せば、その無垢な好意に驚きとも感心ともつかぬ声を上げ。飴玉を堪能して目を細める彼女の隣、煙草を一旦灰皿に置き、花束を弄びながら、普段の怪しさがどこかへ掻き消えた穏やかな声で問いかけて)
ちびっ娘、少し背ェ伸びたか? 少し姉さんっぽくなったじゃねえか。
あいよ、了解です。
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