❀　　かごめかごめ　　✿〖 指定作品仄暗 〗

>>鶴丸さん

…ｯ……あ、ありがとうございます……。
(相手の薙ぎ払ったいつの間にか自分の背後に迫っていたらしい、もう既に跡形もなく消えてしまった日本人形にサーっと顔から血の気が引いては震える声でお礼を述べて。が、自分と同じ目線にしゃがみ白魚のような美しい手を差し出してくれた相手にほっと胸をなで下ろせばそっと手を重ねて立ち上がった後に「雪村千鶴と言います。本当に、ありがとうございました。」と深く頭を下げて。)


>>白さん

っ、へ……！？
(伏せて、という何者か知らぬ声が聞こえればその声に弾かれたようにその場に伏せて。と、頭上から何やら硬いものを切ったような音と何かが消えたような感触、そして少し遅れて柱に何かがぶつかる鈍い音が耳に届きそっと顔をあげると白い髪の少女が何やら悶絶しており目を丸くし。相手の大丈夫かという問いにふと我に返れば「あ、貴方こそっ……！すみません、私の所為でぶつけてしまったんですよね！」と相手の両頬に手を添えては前髪をそっと上げて頭やおでこの怪我の度合いを見て。)