桜木と、蛇の腹の下【隠れ家】

おはよう、と言うかもうこんにちはの時間だな。
気遣ってくれて、ありがとう。

ン、ふふ...俺が一番ってことかい?
(撫でられる感触に目を細め口元を緩ませると嬉しそうに自分を指さして)

...随分と、独占欲が強いんだね。
(頬を包まれ相手の方を向くと何処か喜びが含まれた笑みを見せ上記。
腕を伸ばし腕を相手の首に回しぎゅっと抱き締めると｢ハザマさんが望むなら、勿論｣と囁いて。
可愛いと何度も告げられるもこちらとしてみれば独占欲が強い相手が可愛らしくて堪らない、と)

仕事に影響があるのは良くないねぇ...
(嫌な思いをしていないのは良いが自分のせいでミスが起きてしまうのは良くない、と困った様に眉を下げ考える素振りを見せ。
髪で遊ばれるも身体を預け相手がしたいようにさせてやり｢どうしたら、上の空じゃなくなるんだい?｣と相手の顔を見上げ)

ありがとう.....
(穏やかな笑みと手から伝わる相手の体温に気が緩みそっと握り返し)

...全部、溶けちまうよ
(はふりと息を吐けば笑いながら尋ねる相手を蕩けた瞳で見詰めうわ言の様に囁き。
脳味噌も、身体も、心までも全て溶けて壊れてしまいそうだ、と。
耳朶に寄せられる唇の感触がもどかしくふるりと身を震わせ)

あぁ、遊女ていうのは売春婦の古い言い方だ。
(流石に売春婦の意味は分かるだろうか、なんて考えつつも一応教えておくか、と。
するりと相手の手を自分の腰へと誘導し相手に絡みつくように抱き付けば｢こうやって、男を楽しませるんだよ｣と自分の身を使って相手に教えてやり)