桜木と、蛇の腹の下【隠れ家】

誘っては、無い、が...はいと答えたら、もっと名前を呼んでくれるかい...?
(時が止まったかのように動かなかった視線が相手に触れられ動き始めると相手から視線を逸らし。
相手の直球な冗談に対し頬を赤くしながら何かを待ち望むような表情で答え)

禁止されればされるほど燃える、なぁんて事もあるわけだ。
(何の気なしに大好きだと告げられ1度は流してしまうも言葉は確りと耳に残っていてじわりと頬を赤くさせて行き)

ハザマさんが迷惑じゃなきゃ、の話だが。
(相手の問いかけにコクリと頷き手を取ると柔らかな笑みを見せ。
許可を得るような問いかけに｢あぁ、ハザマさんになら任せられる｣と示し寧ろ自分がして貰いたいのだ、と。
相手が好む髪型があるのならこれを機に知れるのでは、なんて考えつつ)

わ、...ずっと我慢、させていたのかい?
(そっと抱き締め返し背中を撫でながら申し訳なさげに問うて。
一緒にいる間相手にばかり我慢をさせてしまっていたのならばどうにかしてその問題を解決しなければ、と思考を巡らせ)

俺の為に、誓う...
(口約束なんて不確かなもの、そう思えるものの言葉には霊(たましい)が宿る事を知っているからかそれとも愛する相手の言葉だからか、信じたいという気持ちが込み上げて。
こちらに向けられる手を両手で強くつかみ｢俺も、誓うよ。...誰にも触れさせない、誰も誘わないし誘いにも乗らない、ハザマさんだけだ｣と早口気味に述べ)