桜木と、蛇の腹の下【隠れ家】

>アマネさん
ええ、勿論ですよ？(嬉しげに紅い目尻を細めて表情を綻ばせる相手へと癒されるように眺めていると自分を指さす仕草が堪らず愛しいと密かに思い)


格好悪い所がバレちゃいましたね…。(手のひらに包んだ頬の表情に喜びを孕む微笑みを目にして此方も目元を緩めていると首裏に腕が回って目を丸めつつ腕を支え。耳元で囁かれる優しい温情には己が情けないといった様子で笑みながらしなやかな腰に腕を埋め)


まあ、ねぇ？私はその部分(仕事)で生かされてるようなもんですから。困りました。(髪を弄ばれながらも大人しくしている相手の面差しが此方に向いて巻き付けた指から艶の掛かる藤色の髪がぱさりと解け、冗談とも事実とも取れない事を呟きながらどうしたもんかと相手の簪を器用に避けながら頭を撫でつつ。「まあ、人を好きになるって病みたいなもんですからね…？不治の病はどうしようもないかもです。」と解決策は無いかもしれないと相手へ呑気に構えて笑んだまま)


それ…反則です。(近くで吐かれる好きな人の熱の込もった息の気配と、戯れで脳への酸素不足か生理的に潤んだ相手の揺蕩う水色で見詰められると鼓動が痛いほど逸り。自然に煽ってくるなんて狡いなと思う反面、此方の行動を受け止める相手の様々な反応には愛されているとの実感が湧くようで胸が少し熱くなり。色々と抑えながら相手の髪に顔を埋めて小さなぼやきを)



ええ…楽しいような、今は色々と抑えて苦しいような？(するりと相手の腰へ腕を誘われるとその細くて脆い危うさを改めて実感し、自然と絡みつくように寄せる華奢さを支えるように抱き留めると相手へ完全に手放しでは喜べないといった感想を←)…アマネさん、舞台役者さんの筈ですが…同性を誘うの慣れてません？(ふと湧いた疑問)


なら昔の遊廓風な造りの所にいらっしゃったあの方々もそういう呼び名…、(何かを知っている風な言い方ではたと口を噤み、事実上官に連れられただけの席で疚しい事は無かったものの、しまったと近い相手の顔を見て)