唯川 橙太 2017-03-05 11:47:48 |
通報 |
__!先生...!
( 少し早く来過ぎただろうか。部活が有ったと言っても生徒である自分と、仕事として学校へ通う待ち人は当然の様に全てが違う為、時間を気にしながらソファに腰掛けて。自分と彼の最も決定的な違いと言えば、成人者と未成年と言う所か。そんな事を口に出せばやっぱりこの交際は橙太にとって負担になるのでは...と心配されるに違いないと苦笑いを浮かべて。確かに辛い事が無いと言えば嘘になるが、それ以上に大好きで愛しいあの人の大切な存在になれた事が言葉では言い表せない程に嬉しく、今でも思いが重なったあの日を思い出すだけで口元が緩んでしまい。そうこうしていれば自動車の走行音や周りの人の話し声がする中微かにビルの階段を上ってくる足音が聞こえ。瞬時に身体を起こせば、まるで慌てている様に急ぎ足で聞こえる彼のものらしき足音さえも愛しく思え、礼儀正しくソファに座り直せば何も知らないフリをして時計を眺めて彼を待ち。__と、足音が止まったと思えば開く扉の重厚音、そして耳に飛び込んできた大好きな彼の声と姿を確認し思わず勢い良く抱きついて。仕事やら忙しい彼の事情は自分なりに精一杯理解しているつもりなのだが、下記を彼の胸元に顔をうずめつつ呟いて軽く悪態をついてみたり )
先生...ッやっと来た...ずっと待ってたのに。
(/ようこそ居らっしゃいました!之から宜しくお願い致しますね。進行については先日お話した通りで大丈夫でしょうか?)
トピック検索 |