唯川 橙太 2017-03-05 11:47:48 |
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入るぞ...──ッ、唯川。遅くなってごめんな。( 放課後、何やら神妙な顔付きで用事があると呼び出された担任教師...自身は、場所を指定した張本人である生徒、橙太の元へ急ぐべく溜まった仕事をいつもより早く切り上げ。明るく天真爛漫な彼が相談事を持ち掛けるなど今までに無く、何か大変な事だろうかと想像し激しく心配するのと同時に、自身に悩みを打ち明けてくれようとしている事に大きな喜びを感じていて。建前を並べるのも良い事に、自身と彼は教師と生徒の立場ながら交際している。それが紛れもない事実であり、禁断愛に加え同性愛など、周りに知られては自分だけでは無く彼のこの先の人生を駄目にしてしまうと、初めは避けていたものの彼への気持ちを抑え切れず、熱い口付けと決意を交わしたあの日の事を脳裏で思い出しながら。交際してもなお世間体を鑑みて中々ふたりで会えず、それ故相談出来ずにいたのだろうと心配していた彼が、自身を頼ってきてくれた事には教師としてだけでなく交際相手としても幸せな限りで。然し喜んではいけない、彼は悩みを抱えているのだと顔を引き締め覚悟を決め、指定された小さなビルの扉を開け)
(/トピ建て有難う御座います!先生と共にお邪魔いたします)
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