* 2017-03-02 17:42:28 |
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───… !え。嘘ッ…。阿久津って……
(タイミングが悪いと軽く肩を下ろし残念そうにしている矢先にぽそり耳元にて囁く声に目を見開き聞き間違えかと思うも其れは遠い記憶に聞いたことのある其の人物の名前で、驚き隠せぬ侭口許に手を当て。初恋だった彼が今現在己の目の前に居ると確信擦れば、ただただ戸惑うばかりで。先行く彼の背中を見詰め乍心中にて"やっぱり阿久津君だった。"と感動と動揺隠し切れず立ち止まり。ハッと我に代えれば生徒達は整列。慌てて己も出席番号順に並び。彼に気付かれ無いようにちらり見きゅっと制服のスカートを握り締める。其の後の入学式は中々集中できず、事なく終えて。)
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