赤の騎士 2017-03-01 00:05:01 |
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(初対面ではあるが触れる事の出来た彼女の気丈さや茶目っ気、何よりも人の事を思える温かさにかの騎士は落ちたのだろうと納得することが出来。見送った先の扉を数秒ほど眺めてから今更ではあるが少しばかり部屋の中を片付けたりしつつ、再び彼女がこの部屋に戻ってくるのを待つことにして。そして待つこと数分、再び扉が開くと静かなその音に合わせて振り返る様に顔を向け、深みのあるボルドーが彼女に馴染む様に目を奪われて。幾ら好みを詰め込んだとしても独り善がりの完成品では誰の事も喜ばすことが出来ない、そんな中で彼女の送るアドバイスとは何とも心強く見惚れる様に数秒ばかり視線の動きも呼吸までもをピタリと止めて。再びすう、と息を吸い込めばほーと今度は吐息のように息を漏らして「凄い似合う。__思ってたより似合うもんだから驚いた」ふふ、と含むように小さく息を零しながら微笑を交えて先ずは何よりも素直な感想を。それからヒールの音を鳴らしてゆっくりと歩み寄りつつ改めて確りと、己の作品が彼女を着飾る事が出来ている事実を喜ぶように実感して。先ほどまで纏っていた色味とは全く違うそのカラーは彼女の雰囲気を大人びて見せ、隠されていた肌が露出されるからだろうか、途端に艶めいた女性らしさを開花させたようにも思える。送られたアドバイスをちゃんと受け止めれば「うんうん、__やっぱり誰かが着てくれないと完成したシーンが想像つかないや。ありがと」指先を伸ばし、飾られる薔薇のモチーフにすっと少しだけ触れて。一つの意見は何よりも大事と、頭を数回縦に揺らしてから真摯な声色で呟き。「それにしても…あんまりにも似合うから、アタシが独り占めするの悪い気がしちゃう」くすりと笑みを交えつつ改めてドレスを纏う彼女を見て、"そうだ"と隅に置いてある等身大のキャスターの付いたミラーを運んで「ね、ほら。良く似合うでしょ」ミラーを両手で支えながらお披露目でもするように彼女の姿を其処に写して)
(/なんと有難いです!早速画像の方を調べさせて頂いて、個人でイメージしていたものがより鮮明になった為想像がし易く、続くロルが浮かびやすくなりました!とても助かります…!非常に分かりやすい補足を有難う御座います!)
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