赤の騎士 2017-03-01 00:05:01 |
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それは期待しちゃっても良い?___ウチってさ、皆料理なんて器用なこと出来ない男しかいないから。時々無性に誰かが作った物が恋しくなっちゃうんだよね(言ってみるものだと、予想外に彼女からの提案が降り注ぐと嬉しそうに瞳を丸くしてから丸めた瞳を瞑るように睫毛を重ねてニコニコと正に期待を含んだ表情のままに拒むことなく頼んで。ドレスを選ぶことに関して、そこから枝分かれの記憶を辿り探るように言葉が止まり疑問符を浮かべる彼女に思わずグと喉を掴まれたような感覚に至り。他の住人はどうか知らないが、幸か不幸か己はアリスがどう言った条件の元選ばれて此処に迷い込んでいるかを知っている。アリス自身がその記憶が有るか無いかは個人によるが多くが記憶を曖昧にさせている事も。そうは言っても、それをズケズケと指摘することなんて己には出来ず「__青は気持ちを落ち着かせてくれふもんね。素敵な色、」狡いと理解しながら、波のように布同士が重なり綺麗な色味を表現しているドレスを伏せた瞳に写して。パチンと手を叩き音を上げてから空気を変えれば「青が似合うなんて、アンタが魅力有るからだね。暖色なら女の子なら似合って当然、寒色は魅力がなきゃ着こなせない。それをアンタはこんなに素敵に着てるんだもん」思いだすことは有るだろうが、その時にそばに居るべきは自分の役目じゃない。それこそ騎士の仕事じゃないかとそのタイミングを急かすことはなく話の矛先をずらし「アンタの目ってさ、パチッとして顔付きだけならあどけなくてお人形さんみたいなんだけど。青色がグッと引き締めてくれて凛としたお嬢さんに見せてくれてる」今一度、伏せていた瞳を確りと開いてからティーカップに指先を伸ばして喉を潤す前に言葉を添えて)
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