長兄殿 2017-02-25 13:18:09 |
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(先行く背中追う片手間に二人分のグラスも忘れる事なく手に取って。縁側へと出れば急激に冷気を増す風から身を守るよう鳥肌立った腕を擦り、天空に浮かぶ繊月見遣り共鳴するよう半透明の息を吐き出し。小首捻り己より幾許小さい体躯を瞳に納めれば、困ったような参ったような、曖昧な笑みを差し出して)ふふ。この会話、弟達は勿論他の刀方にはとても聞かせられませんな。我が君も随分と言う様になったものだ。事実犬と相違ないかもしれませんよ、私のただ一人の妹君。…お慕いしております。京さま。
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