長兄殿 2017-02-25 13:18:09 |
通報 |
(短い返事の端々に懐かしさを覚え逸らすことなく貴方の双眸を見上げていると、額に降ってきた口付けに心底驚いたのか反応が遅れ。そのまま肩へと乗った重みに羽織を前へと引き寄せれば砂糖のように甘い言葉に耳を傾けつつ縁側へと出ては、身の奥から冷やすような空気に少し白い息を吐きつつ肩越しに空色の髪を見上げ)お心遣いありがとう。真っ先に、だなんて我慢が出来ない犬みたいに…でも、その言葉を嬉しいと思ってしまう私は主失格かもしれないね、愛しい兄上様。
トピック検索 |