さのよせ 2017-02-24 17:52:22 |
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真夏の昼下りの時間体
俺とともは暑さに耐えながらも、課題をおわしていた。
『暑い…暑すぎる…(パタパタ』
「…少しは我慢してくれよ。ここそのうちクーラー効くから…」
『それ、ほんと?。じゃ、我慢する』
子供が親にわがままをいって、おもちゃ勝手あげるから我慢しなさいって言われて、素直に聞く子供並に素直に聞いた。
にしても、クーラー付くのが遅い…。
クーラーが付くのを気にしながら、辺りをキョロキョロしてたら、ともが口を開いた
『…翔って、好きな人とか、いちゃったりするの?』
「…はぁあああ…\\\\!?!?」
俺は思わず、シャーペンの芯を思いっきりボキッと折ってしまった…
それくらい、今言われた言葉に驚いているのだ。
『いるの?いないの?』
「いるけど…\\\いえねー…\\\」
目の前にいるコイツが好きだと、言えるわけがない…つーか、当分言うつもりはない。
ここが¨恋愛禁止¨ってこともあるし、こいつにはちゃんと好きな人がいるから、俺は黙っているつもりだ。
『いるには、いるんだね?
あー、翔が好きな人ってどんな感じの人何だろう…、めっちゃくちゃ気になる……』
「そんなに気になるものか?
お前には好きな人いんのにな……」
『それとこれはまた別でしょー?』
何が別なんだ。
俺には同じにしか思わねーんだけどなぁ…
そんなこと言ってもこいつは聞かねーからやめとく。
やっと付いたクーラーの中
涼しい風を受けながら、ノートにシャーペンを走らせる
カツカツカツ
ここの部屋にはシャーペンの音がやけ響く
耳に残る音だ
ともの方をちらっとみると
さっき話してた顔とは違い、やけに集中して取り組んでいた。
カツカツカツ
ただともの方からはシャーペンの音しかしない。
ノートを真剣に見つめるともの眼差しが不意にもキュンッてきてしまった。
((気が向いたらかく))
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