庭 球 と 君 と。( 非募 )

（/なら良かったです!(笑)　）


【棗　綾香】

そうかな、じゃあ頑張る!
(正直己がゲーム上手になる可能性があるとはとてもじゃないけど言えないが彼がそう言ってくれるのであれば、と頷き家に帰れば弟に教えてもらおうと心に決めて。彼と共通の話題が増えたことは嬉しく、他にももっと知りたいと思ってしまう己はつくづく欲張り者だ。注文が済むのを待っている間右手で揺れるチャームのついたシュシュを見つつ、どうやってお礼しようかと考えて。応援に行く時には手作りでクッキーか何かを持って行こうとは思っているが果たして迷惑ではないだろうか。「ねぇ、切原くん。応援に行くときって、差し入れ持ってっても大丈夫?　」と訊ねてみて。)


【丸井　ブン太】

…良いに決まってんだろい。あと俺は巻き込まれねぇからな。
(突然繋がれた手に思わず目を見開き彼女を見て。相変わらずいつも突飛で読めない行動をする彼女には驚かされてばかりだが今は何より己のよりも一回り小さな彼女の手がすごく愛おしい。ふっと笑み溢せば己からもぎゅっと握り返して。巻き込むとは言われたが己は巻き込まれるつもりなど更々なく、余裕のある表情見せては相手の指差す看板に目をやり、目的地が近づくにつれテンションもお腹の空き具合も比例して上がって”すげー楽しみ!”と。)