庭 球 と 君 と。( 非募 )

（/場面変ありがとうございますっ！）


【棗　綾香】

ふふ、切原くんらしいね。
(勉強よりも部活や遊びが好きな彼ならそう言うだろうと考えていたため、やっぱり、なんて思っては上記告げて。だがしかし学生の本業は勉強であることには変わりなく、彼は勉強は出来ているのだろうかと心配にもなりつつ。己も足を進め始め、大丈夫かと心配されれば「大丈夫、連絡しておくから。」と頷き。今迄これといった用事がなければ放課後は家に直行していたため今回のように帰りが遅くなることは珍しく、帰ったら弟や妹にその由を聞かれるだろうなぁなんて思いながら。)


【丸井　ブン太】

よぉ、…可愛いじゃん。
(タイミング悪くチャイムが鳴ったあの日から、結局付き合ってくれと言えないままズルズルと引きずり今日になってしまって。こうも上手く行かないと天才の名が聞いて呆れる。今日こそはと張り切って待ち合わせ予定時間より早く待ち合わせ場所に着けば彼女を待って。端末にメッセージが来ると辺りをきょろきょろと見渡し相手の姿を見つけては声をかけ。普段見ることのない服装やヒールで高くなった身長、いつもと違い少し大人っぽくも見える彼女に胸は高鳴るばかりで、”可愛い”と思ったことを率直に口に出せば笑みを浮かべ。)