刀剣。 2017-02-20 09:07:17 |
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そうですね、運が...っ!?
––い、岩融⁈ 貴方まさか...っ!
(運がなかったのだと言われれば少し肩の荷が下りたようで、頷きつつも早く帰らねばと歩調を早めだところで相手の言葉は途切れかわりに聞こえたのは何かが砂利と接触する音とうめき声、敵かと思い勢いよく振り返るとそこには地面に膝をつく相手。血の気が引いた白い顔と額には大粒の汗、苦しそうな気い使いではあるが怪我をした様子はないため敵ではなく病だと素早く判断するもかなり焦っていて堪らず相手に駆け寄り。「ここにいては危険です...っ、ゆっくりと移動しましょう。そうですね、あのバス停にでも、」陽は落ちるどころか急に雲に覆われ辺りは暗くなり静まり返ると急な夕立が来て、ここまでついてないかと頭を抱えたくなるも何とかしなければ、自分しかいないのだからと言い聞かせ相手の顔を覗き込み。「息を整えて、痛みの周期はわかりますよね?弱くなったら移動しましょう」と震えそうになるのを抑えなら声を絞り出し、屋根付きのバス停を見据え)
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