十二ノ獸ニ哀惜ヲ。【 和風×戦闘 / ３ｌ / 人数制限有 】

>>虎坂

…僕にそれを期待するか？手の込んだヤツなんか作れないぞ。
（ 端から既に調理済みの弁当類を買って帰る積もりで惣菜の陳列ケースを物色していると唐突に相手から寄せられた要求は思い掛けないもので、まさか普段冷蔵庫に酒しか入れていないような人間に彼は家庭的な料理などを求めているのかと怪訝そうに眉を顰め。然し頼まれたからには友人として其れに応えてやりたい気持ちも勿論有り、料理の経験が乏しい自分でも失敗の恐れが無く、尚且つ手間の少ないメニューは、と暫し思考を働かせて ）
そうだな……あー、鍋にでもするか！丁度寒いし、時間も掛からないし何より面倒じゃなくて良い。決まりだな！
（ 漸っと考えついたのは料理と呼ぶにはあまりにも簡単なものだが、さも名案であるかのように両手を鳴らして得意気に提案すれば、相手に反論の隙を与えまいとせかせかと材料の肉や野菜を買い物カゴに集めだし。 ）


>>未来

それなら話は早い。場所を移そう、市民まで巻き込むわけにはいかないしな。
（ 相手の口からはっきりと告げられた肯定の返事から戦闘の意志を確認出来れば既に戦う他に選択肢など無く。然れどつい先程まで帰路を急く人々が行き交っていた道の中では何時また通行人が現れるとも知れず、彼らに危険を及ぼし兼ねない事を考慮すれば此の場所での戦闘は流石に憚られ、近隣の公園ならば子供の居ない今の時間帯なら余計な心配をせずとも刀を振るえるだろうとの考えのもと、其れを相手に提案すれば公園の中へと足を向かせ。 ）


>>猿渡

ご覧の通りだ。分かり易くて良いんじゃないのか、一騎打ち……決着をつけるのに相応しい。
（ 投げかけられた問い掛けは相手の口振りからして恐らく己が普段傍につかせている「丑」が今日に限って姿が見えないことを不自然に思っての事だろう。彼女が此の場に居てくれたならどれ程心強くいられるか、然し今は己一人で事を済ませなければならない状況にあり、質問に対する簡単な返答には半ばその事実に対する諦めと覚悟の意を含んでおり。間合いが詰められ相手との距離が短縮される程に目線は持ち上がり彼を見上げる形となり、その悠然とした所作や表情、余裕さえ感じさせる威風に圧倒されそうになるも、視線は彼の瞳を捉えたまま離すことはせず。その距離が人一人分にまで近づいた時、さっと小太刀を引き抜けば鋒を相手の鼻先へ向け ）
互いに手加減は無しだ。いつでも来い