小林賢也 2017-02-14 21:32:26 |
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なるほど...本当凄ェなケンヤって、探偵みたい。(相手の不安とは裏腹に以前から見せるずば抜けた推理力に感心したように数度頷けば思っていた事がそのまま声に出て)
俺は───...いや、確かにそうかも。ケンヤの言う通りだ。ちょっと大袈裟に考えすぎてたっていうか...ごめん、勝手に勘違いしてた。忘れて。
(思えばこの歳で抱き合うのは幾ら男とはいえ端から見ても微笑ましく映るだけであり、目の前の純粋な少年の言葉ではっと我に返れば勝手に飛躍した考えを抱いてしまった自分に対しての羞恥と相手への申し訳なさに小さく苦笑い浮かべて。自分の考えた事を口に出せる筈も無く、これ以上言及されぬようにと握り返された小さな手をそっとほどきつつランドセルに入れてあったポテチを取り出しては仕切り直しと言うようにばり、と封を開けて相手の方へと手渡し)
...ケンヤ、お腹空いてない?実はこれ今日アジトで食べようと思って持ってきてたんだけど、はい。良かったら食べてよ。
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