委員長のいる日常_nl募集

微熱か…暫く横になってもしんどかったら帰れよ。＿＿あ、でも家に誰か居んのか？
( 保健室には特に薬を置いていない事は知っている、もし其の儘熱が上がるようなら早退した方が良いんじゃないかと思い上記述べるも一人で帰るのは危なっかしい気がして。
「そりゃ謝るくらい…、ちょっと待て。俺を何だと思ってンだ？」と本を捲る手を止め訝しげに尋ね。何も考えずサボっている、と言われ少し刺さる物があったようで少し声色冷たく )
＿いい、本当の事だし。

親共働きで夜遅いから居ないだけど…。コレ位なら平気、少し休めば治るから
（　家庭の事を聞かれ両親は居ないと答えてから心配されてる事に気づくが此処で帰ってしまったら無欠席無早退の記録が無くなる事を気にし枕に顔を沈め籠もった声で呟き。「　噂で聞くから…そう言う印象になるよ。　」冷たい声で言われると実際に相手の事を詳しく知らなく噂を鵜呑みにするが最初の心配してくれる部分を思うと優しい人なのかな？っと感じ体勢を変えようと右手をベッド縁ギリギリに手を突くとシーツで滑りガクッと身体が落ちそうになり何かに掴もうとすればカーテンを掴んで繋ぎが取れ乱れ　）

治りそうなら良いが…
( 誰かが迎えに来る事もその後の看病も難しいと把握しては困ったように眉を顰めるも大した事無さそうに告げる相手の言葉に胸を撫で下ろし。噂、と聞けば事実も多少あるがそれ以上に尾鰭が付いて回っている物もあり、もやもやと心に黒い渦が巻けばパタンと音を立てて本を閉じそれ以上の返事はせずにいれば、突如カーテンの繋ぎが取れる音。何が起きたか判らなかったが反射的に本を放り相手へと手を伸ばして。近くに居た事が幸いし床に落ちる前にカーテンごと相手を抱き止める事が出来、直ぐ様焦りと不安の混じった声色で安否確認して )
橘！？＿＿ッおい、大丈夫か！？

治ったら直ぐにでも高良君を教室に連れて行くんだけどね…。っ…痛…くない？！高良君平気…
（　返事が聞こえなくなると内心噂で人を判断した事に心苦しさあったがこの空気を変えようと下手なりな前向きにいつも通りな言い方をし。カーテンの繋ぎが取れ落ちるだと思い目を綴じ歯を食い縛るが体の痛さがない事から目をそっと片目ずつ開ければ相手の抱き止められてた事に気付くと慌てた様子で訪ね。「　あ、ごめんなさい。重いよね　」急展開に体調悪い事を忘れさせる展開に驚きすぐに立ち上がり謝り。　）

危ねーな、本当。吃驚させんなよ…
( 心底ヒヤッとしたものの怪我は無かった様子で安心したようにホッと息を吐き。抱き止めた時に感じた華奢な体躯はしっかりご飯を食べているのかと心配になる程で否定し「いや、別に重くねェし寧ろ軽い位＿＿つかお前、そんな急に立ったら…」と体調悪いのに危ないんじゃないか、と自分も態勢整えつつ言葉を続けようとし )

ごめんなさい…。そう言えば勉強夜してご飯食べるの忘れてた。
（　謝り癖があり直ぐに悪いと思ってしまい謝っては、ご飯の事を聞かれると少し考えつつも最近テスト勉強ばかりでロクに食べてない事に気付きけろっとした表情で伝え。「　えっ？＿＿うっ…　」抜けた所が多すぎて言われて立った瞬間に急に眩暈が襲いベッドにそのまま座るように腰から力抜け座りぽふっと横たわると相手の性格を勘違いしてた事を掠れた声で訪ね　）
私、勘違いしてたかも…高良君って本当は良い人なの？

＿＿ハァ…勉強も大事かもしれねェけど、飯はしっかり食え。腹減ってたら勉強頭に入らねーし栄養不足で免疫力まで下がって…今回みたいな事になんだぞ。
( 呆れて溜息を吐きながら頭をガシガシと掻き捲し立てるように上記述べては「判ったか？」と確認し。小さく呻き声を上げながらベッドに横たわった相手に、言わんこっちゃないと思いつつ「あ？ンな事言われても知らねーよ…。まず、自分は良い人ですって言う奴居るか？」と誤魔化せば枕元に顔合わせるようにしゃがみ、心配気に眉寄せながら )
兎に角今日は帰れよ、でも一人で帰るのは危ないし＿＿嫌かもしれねーけど、家まで送ってやるから。

解った…
（　当たり前な事を言われ一つ一つ胸に刺さり見えない槍で刺されてるようで胸に右掌当てては頷き。「　うんん、居ない…人から言われてあの人良い人って思う位だと…　」相手の言う通りに自分から良い人宣言する人は居ないなっと改めて理解して他人の噂を鵜呑みにした己が羞恥心になり枕元にしゃがみ顔を合わせる相手に顔向け出来ず顔を隠し。「　高良君って怖いと思ってたけど…優しいんだね？＿＿嫌じゃないけど…高良君だって勉強あるんだから遅れちゃうよ？　」相手なりの優しさに自然と笑顔でおさげの右のゴムが解け少し乱れた髪が顔に掛かり髪の毛越しから御礼を告げるが真面目なところあり委員長のやるべき事が残ってるのと相手の学力を心配して　）

＿＿だろ？お前ちょっと抜けてンな。
( ついやってしまった説教に怖がらせたかもしれないと相手の様子を見て思えば気まずそうに視線逸らすが、委員長のくせに何処か抜けた所のある相手は可笑しくククッと喉を鳴らして上記。
優しいなんて言われるとは思っておらず「は？＿ッ別に優しくねェ！知らねー！ 良いんだよ俺はどうせ帰るつもりだったし。」と不意打ちに動揺するわ、乱れた髪に心臓が跳ねるわで頬赤く視線合わせられず不器用に否定し。落ち着こうと深く一息吐いてから立ち上がれば下記を告げて踵返し )
＿＿早退届、出してくる…お前の荷物も持って来てやるから、大人しくしてろよ。

そんなに笑わないで…これでも確りしてるんだからね？
（　コクリっと頷き口を閉じていれば喉を鳴らして笑う姿に反撥して見れば相手からは抜けてる印象を与えてしまったと気を落とし乍ら己の印象を書き換えようと付け足し。「　へへっ、帰るつもりだったの？ちゃんと出ないと駄目だよ。　」小さめな声で笑いいつも見たく注意をし。早退届けを出してくれまして荷物までしてくれる相手の行為に甘え下記を呟き。　）高良君なんかごめんね。悪い事を言ったのに…色々やってくれて。

どーだかな？まァ真面目だとは思うけど。
( 確りしていると本人は言うが態とらしく肩を竦めてみせ。「テスト終わった直後って答え合わせばっかだから、あんま出る意味無い…ほら、誰かさんみたいに間違いだらけじゃ無いし。」とまたククッと喉を鳴らし笑えば、「悪い事…ンな事言ったか？」と惚けて隻手をひらり振って保健室から出て。 )


＿＿すまん、ちょっと遅れた。
( 20分程経った頃に漸く彼女の鞄を肩に、購買の袋を手にぶら下げて戻って来て。年頃の女の子の鞄の中なんて見てはいけ無い気がして、誤解され無いように「荷物は担任に頼んで入れて貰ったから中は見てねェぞ。」と念の為一言添えれば、保健室に置いていた自分の鞄も肩に掛けて相手の傍へ行き )
歩けるか？ふらつくようなら掴まるか？

＿＿＿＿うっ
本当にサボってる癖に頭良くってズルい…
（　相手の頭の良さは理解したがこんなにも胸に突き刺さる正論な意見を言われると言葉も出ずに調子悪くなり黙り混んでしまい表情だけはムッとし見つめ保健室を出る事を確認すると一言。　）


別に私の鞄勉強道具しか入ってないから気にしなくっても…気遣いありがとう。（　２０分後に戻って色々と気遣いある相手に意外な一面を見つけ自然と笑顔で話すようになり礼をし、ベッドから起き上がり立ち上がると多少のふらつきで底まで支障がないと思い人に頼る事が苦手な事から首を横に振り下記を伝え相手の横に立ち歩こうとし　）これ位平気。だいぶ楽になってきたし…

…おう。
( 幾分か柔らかい笑顔を見せるようになった気がして、少し照れ臭く視線逸らしながら短く返答し。下手に手を貸す事も出来ず少々心配気に起き上がる様子を見ていたが大丈夫そうで。行こうと促し歩き出すも、そういえば住所なんて知る筈も無く相手が付いて来ているか時折確認しながら尋ね )
そうか、じゃあ行くぞ。＿あ、家ってどの辺だ？

そう言えばそうだね。言うのすっかり忘れてた…ごめん。
（　周りには心配掛けないように気を張り歩き出そうとした瞬間、相手から自分の家を聞かれはっとした表情で伝え忘れてた事に笑い長そうとしたが出来ず謝って。「　１駅の〇〇番地ーーーだよ。　」まぁやや落ち着いた住宅街の住所を教え　）

それくらいで謝んなくていい。＿あ、あの辺に住んでんのか。俺その1個隣の駅で降りてる、案外近かったんだな。
( すぐに謝る癖のある相手は肩身狭そうに感じ苦笑浮かべ。相手の口から出た駅名は偶然にも近所で驚きの表情浮かべつつ、最寄り駅までの道程をゆっくり歩き )


( / 背後より失礼します、家の傍まで飛ばしますか？ )

謝ってばかりでご…んん。意外と近いのに気付かないものだね。（　謝り癖に指摘に再度謝ろうとした所でグッと堪え、家の方面が近いと解ると今迄会わないことが不思議に思っては相手の後に続くように歩き出し。　）

（　/ 家の近くまで飛ばしましょう。　）

あー…電車混むの嫌で、俺いつも時間ズラしてる所為かもな。大体遅刻す…る、けど。
( 何故気付かなかったのか首捻り考えてみれば通勤通学時間を避け遅い時間を選ぶからで。つい余計な言葉も口走ってしまえばごにょごにょと後半は誤魔化すように話し。時折後ろを振り返りつつ他愛の無い会話をして相手の家の近くまで辿り着けば周り見回し )
＿＿この辺か？


( / 了解しました！/ レス不 )

だからなんだね…なら私が一つ駅なら近いから引っ張って学校に向かおうか？
（　大遅刻の原因を知ると一緒に学校行こうと爆弾発言をし思ったら今にも事項しそうな勢いで一人頷いて。見慣れた景色に来ると青い屋根の二階建て一軒家を指差し「　私の家此処。高良君ありがとう…　」玄関前に行くと門を開け目を合わせ礼を言い。　）

引っ張ってく、って…俺は犬かよ
( 文字的に思い浮かぶのはペットと主人で、それはちょっと困ると苦笑浮かべ指し示された一軒家の前で立ち止まり。敷地内へ入ろうとする相手に思い出したように購買の袋を前へ差し出せば「おう。＿＿あ、これ中に飲み物とゼリー入ってる。流石に購買にお粥は無かった。食欲あるか判らなかったから…取り敢えず。」と余計なお世話だったかもしれないと思いつつ半ば押し付けるようにそれを手渡して踵返し )
ンじゃ、お大事にな。

なんか…高良君って手放したら直ぐにどっか行っちゃいそうだもん…って…
（　玄関前の少しの段差を降りたら上がったりと地味に足を動かし乍ら可笑しそうに話していれば軽く躓くが躓いた事を気付かれない様に何かを拾う仕草をし。「 いいの！？送って貰い、何もお茶とか出せないのに…ゼリーありがとう。私、ゼリー好きだから嬉しいよ。」見慣れた袋を渡されると中を覗き込めば飲み物とゼリーに一生懸命探してくれたと一人解釈し微笑み。扉を開け家に入る前に軽く手を振り言って　）また明日学校でね？