球 技 の 王 子 様 ( 相互 / nl / 排.庭.籠 )

>>主様

(　/　あああ、お帰りなさいませ！此方の無駄に長い駄文で主様にお手間を掛けさせてしまってすみません…！そしてこんな似非野郎にお付き合い頂きいつも有難う御座います。これからも宜しくお願い致しますね！尚、この文は蹴って頂いて構いません！背後から失礼致しました！　)


【　文月　】

ふふ、ごめんなさい。反省してます。…うーん、理系はなんとか大丈夫なんだけど国語が苦手なの。
本当？ありがとう、心強いよ。──蟹座かぁ、そうだね。被ってなくて良かったぁ。
(　見るからに真面目そうな彼らしい、くすりと笑いを零すと冗談っぽく謝罪を述べつつ次に投げかけられた言葉に己の事を気に掛けてくれているのか、なんて自意識過剰気味な思考を巡らせるも表情には出さない様にとこくりと頷いて。正直な所元々要領が悪くない為成績が特別悪いという訳ではなく頭を悩ませる程ではないが、一つだけテストでも平均点以下の教科があり、恐らくかなり成績が良いであろう相手に白状するのは気が引けるものの眉を下げながら素直に答え。やらなくもないという回りくどい言い方も、不器用な気遣いや彼らしい表現に思わず口元が緩んでしまいそうになる、いや既に緩んでいるのかも知れない。何はともあれ彼との共通点が出来たのだ、本当なら貴方との共通点が出来て嬉しいと言ってしまいたいが何せ勇気が足りない、曖昧とも取れる笑顔で礼を述べては、同じ星座だと相性も分かり辛いだろうとつい本音が出てしまい。てっきり抵抗でもされると思っていた為か一瞬意外そうな表情をするも「そう？私は…好き。」と触れた熱に浮かされ相手の手をぎゅ、と恋人繋ぎの様に握れば再び緑色の瞳へ微笑みかけて　)


【　花宮　】

ふはっ、一々生意気なんだよ。
騙すねぇ…。騙すつもりは無くても勝手に騙されるバカも居るぜ？──そうだな、かなりのメリットがあれば、な。
(　これが他の女生徒なら目が合えば愛想良く微笑むし社交辞令で挨拶だってするかもしれない、しかし彼女にはそれが必要ないと思うとやはり違和感を感じる、なんて思考を働かせていると不意に視線がぶつかり、ばちりと音がした様な気がして先に視線を逸らし前を向けば別に、と素っ気ない口調で返して。何なんだこの感覚は。内心調子が狂い始めているのを自覚してかしていないのか馬鹿にする様に鼻で笑って見せると己の事は棚に上げて偉そうな口を叩けばお約束の憎まれ口と共に調子を取り戻しなんの変哲もなく悪童という名を裏切らない発言を次々と述べるも、問い掛けに対して肯定的な返事をし。優しくこそしていないものの特に冷たい態度もとっているつもりはないし、今の所ましてや蔑めようと企んでいる訳でもない、なのに優しくしてくれるなんてつくづく女の考えている事は理解出来ない、と思うと同時に今の態度に何か不満でもあるのかと柄にもない思考を脳内で掻き消し。扉が開き、バッシュが擦れる音が一気に外へ流れ込んで来ると「何言ってんだ、お前も来るんだよ」と眉を寄せつつ雑な手招きをしては相手に構わず体育館に入って行き　)