【　御一行様の珍道中　NL / 昔話 / ギャグ / 仄々　】（ 再建 ）

>美々
いや、残念ながら遊郭は1つしかないらしい。
( 相変わらず自分の顔は良からぬ誤解を招き易いようだ。まずはその誤解を解くべく首を横に振って相手の問いに答え、次いで鬼から仕入れたばかりの情報を心なしか残念そうに伝えて小さく肩を竦め。ちょいちょいと手招きして近くへ呼ぶと、相手に見えるようにパンフレットを広げ )
これ見てたんだよ。美々は行きたいとこあるか？

>紅葉
ん？此処にいるだろ。あぁそうだな、お前が良い。
( 何処にいるのかと聞かれたら考えるまでもなく当たり前のように親指で自身を指し。誘い方を指摘されると、こくと頷いて素直に納得。そして即その場で、相手の目を見ながら今度ははっきりと言われた通りに言ってのけ。酒の条件を持ち込まれると腕を組んで少し考え承諾し、加えてこの辺りの土地に詳しいであろう相手に問い )
ふむ、良いだろう。この辺で一番美味いとされてる酒はなんだ？

>鈴
あっぶねぇ、俺の綺麗な顔が傷つくとこだっただろ！
…久々にひやっとしたぜ。
( 軽やかな身のこなしで蹴りを見舞ってくる鈴。咄嗟に反応するも顔面向けて迫る相手の足の距離を考えると回避する猶予も無さそうで。尻尾を握った手を離せばパンフレットを両手に持ち替え顔の前で広げ防御。見事にヒールによってど真ん中に穴の空いたパンフレットを見て手の甲で汗を拭う仕草をし )

>蓮宵
お、蓮宵か。鬼ヶ島のパンフレットだよ。見てくれよこれ！此処以外にもいくつか温泉があるらしい。でも肝心の混浴があるかは書いてないんだよな。そこが一番重要だろって、なぁ？
( 蓮宵から声が掛かるとひらひらとパンフレットを揺らして見せ。相手に向き直ると、温泉の紹介ページをぱんぱんと叩きながら同性の相手にだからこそできる愚痴をぐちぐちと述べ。最終的には完全に個人的な意見に対して同意を求める始末で )