【　御一行様の珍道中　NL / 昔話 / ギャグ / 仄々　】（ 再建 ）

＞紅葉
損したってなにー、男の人と待ち合わせでもしてたの？
ちょっと、失礼な。私だってもう23だよ！…紅葉ちゃんみたいにナイスバディじゃないけどね。
（ 気分が上がる自分に対して相手は冷静でそれどころか不満げな様子。自分ばかり興奮してしまった恥ずかしさを音を立てて湯に入ることで誤魔化して。相手の疑心の目に成年であることを主張したが今度は此方がじとりと見つめる番、羨望の眼差しでタオルに包まれた相手の肢体を眺め。辺りを見渡せば現在湯に浸かっているのは自分等だけだが此処は混浴風呂、先程気持ちを誤魔化すために口にしたことが本当であれば自分は邪魔かもしれないという気持ちから問うて ）
ねえ紅葉ちゃん、もしかして本当に誰か待ってた？


＞鈴
素直じゃないなあ。そんなこと言ったらこっちだって皆にそっくりだよ？
（ 怒りの込められていない冷たい台詞を吐く彼女のそれが本心ではないことは一緒に居るうちに段々と分かってきたことで。ツンケンとした態度を見るに認めようとしていないことが分かり、素直になってしまえば良いのにと思いながら倒された可哀想な猿を見つめ。そして沢山のキャラクターの中に見つけた犬や狐のキーホルダーを両手で摘めば指摘をして ）