風人 2017-02-09 19:49:33 |
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小説 仮面ライダークウガ/荒川稔久/講談社キャラクター文庫
テレビシリーズ最終回より13年後を書いた物語。
物語は一貫して五代雄介の相棒をつとめた一条薫刑事を通して書かれまた彼の半生も通しながら新たに起きた未確認生命体グロンギによる殺人事件を新たな相棒として亡き夏目教授の愛娘の実加を加えながら物語は進んでいく。
しかし人間社会に深く溶け込み人間の弱味につけこむグロンギの暗躍。
また弱味につけこまれた人間や人間社会の弱さや脆さもストレートに描写されながら一条刑事たちは戦ってゆく。
一条刑事のなかに五代を戦わせたくない思う思いもあり悩み葛藤し新たに明らかになる九郎ヶ岳遺跡とは異なるもうひとつの遺跡とアークルの存在。
謎が解けながら黒いクウガとなる実加、迫る人類抹殺の危機。
現れる赤いクウガこと五代、ビートチェイサー3000を駆るクウガ。
実加を闇から救う五代。
テレビシリーズを彷彿とさせさらに13年後というそれぞれ一条刑事を筆頭に桜子さんやみのりちゃん、おやっさん、榎田さんなどを自然に登場させながら物語が展開していくのは二時間ドラマの様相。
『仮面ライダークウガ』が好きな人は読める一冊。
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