主 2017-02-04 19:44:12 |
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>> 篠宮アシュレイ
____ 禍々しい気配だ。
( 閑散とする夜の静寂。若い女性の姿は疎か、人影さえ疎らなこの時間帯。僅かに灯っていた街の明かりさえも段々と消えていく中、薄暗い路地裏を抜けいつも通りの帰路に就き。道中、感じた微かな違和感。先を行く者が聖職者で在るが故か、将又身に纏う聖品の所為か。住処とする廃城へ近付くに伴れ、より確かなものになっていく不穏な胸のざわめきに思わず口をついた上記の台詞。今現在感じているこの違和感が何によるものなのか、手掛かりを探すかのように細められた紅い双眸。辺り一面に立ち込める濃霧によりぼんやりと霞む視界の端に捉えたのは、地面に伸びる月光に照らされたひとつの影で。影が出来ている時点で同種族ではない。姿形からして大凡人間なのだろう。物音を立てまいと細心の注意を払いながら、その場から一歩も動くことなく数メートル先の門の前で佇む相手の動向を窺い。突如、静まりかえった森に響く軽やかなノック音。本当の持ち主が誰なのかすらわからないほど長年放置され続け、荒地と化したこの場所で律儀にそこ迄する必要があるのかと込み上げる笑いを噛み殺しながらくつりと喉奥鳴らし。続けられた問いに少し間を置いた後、「 居ない、と言ったら嘘になるが。俺様の城に、なにか用でもあるのか? 」ふうと吐いた息は霧に溶け込み、頰を掠める冷たい風が冬の寒さを際立たせる。ただでさえ冷え切った四肢を時折解すかのように動かしながら、夜の闇に紛れる相手の方を見据えて。 )
( /とても素敵なキャラクター及びプロフィールの提出、ありがとうございました。作り込まれた世界観や設定にきちんと沿えているのか不安なのですが、お互いの関係性や特性を考慮したうえで上記のようなロル内容とさせていただきました。不慣れな部分が多くレス返の頻度も疎らでお待たせしてしまうかもしれませんが、宜しくお願い致します。 )
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