主 2017-01-27 17:17:30 |
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>34 國立
感覚鋭いことだな
(何も無いこの場所では相手の言葉がすぐに伝わってくる。自分の存在に気づいた相手の感覚からしてハンターだろうか。出て来いと言ってのこのこ出てくるバカはいない、様子を見るために相手には応じず、相変わらず壁に沿って伺う。どうやら蔑みの言葉を投げかけられているみたいだが、そんなのは日常茶飯事、たとえ罵倒されようが狩られようが自分たちはこういう種族なのだ。開き直りとも取れるそんな考えを頭に浮かべながら。ふと聞き慣れない鋭い音が聞こえたかと思えばそれは風切り音、観察に注力し過ぎていたために反応が遅れる。気づいた時には左肩に何か刃物が食い込んでおり、視認するとあとから痛覚が襲ってくる。手遅れではあるが相手の刀から逃れるように距離を取ると肩からは血が流れて、改めて相手をはっきり見ると刀を得物とするハンター。左腕を伝う血液をぺろっと舐めてニヤリと不敵な笑みを浮かべる「いきなり一撃から、とは随分な挨拶だねぇ?親の顔が見てみたいもんだわ」と挑発も兼ねた言葉を投げかけて
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