＿king of fairy-tale ＿　[　　戦闘　／　ﾌｧﾝﾀｼﾞｰ　／　ｼﾘｱｽ　　]

『　王なんぞ必要なかろう。＿妾?…妾は飽くまで不思議の国の女王に過ぎぬ。お伽噺を全て束ねる者など、在ってはならぬのじゃ　』

『　貴様、王を目指すと申すか!何とも身の程を弁えない奴…っ、其処な兵士!其奴の素っ首を跳ねよ!＿ええい腑抜けめが!下がれ、妾が直々に叩き落としてくれる!　』


名前　/　ローズハート

spell　/　Rose heart

性別　/　女

華　/　サクラ(ジョーカー)

お伽噺　/　不思議の国のアリス

一人称　/　妾

年齢　/　27

容姿　/　緩やかに波を描く艶やかな小豆色の髪は長く太股の裏まで有り、左側の一房だけ三つ編みにされている。前髪は無く髪全体で左右7:3に分けられた状態。切れ長の眼は常に冷酷な光を宿し、その瞳は大きい。名は体を表すとは正にこの事で、薔薇の如き深紅色である。睫毛は長い。フリル多めのプリンセスラインのドレスを好んで着用しており、瞳と同色であるその深紅のドレスには薔薇の装飾が多く施されている。まるで陶磁器の様な白肌にはその赤がとても良く映える。薔薇型のルビーが幾つも付いたティアラを被り、足元にはヒールの付いた膝までの赤色紐付きブーツを履く。目尻に紅を引き、右頬には黒いハートのタトゥーが有る。赤のマニキュアを爪に塗っているが、レースの付いた同じく赤の手袋により通常見える事は無い。武器のブロードソードは腰に巻かれた茶色の革ベルトに差してある。左胸の上部にある黒いサクラの痣の僅か左下に、ジョーカーの証である道化師の面のタトゥーを入れている。

性格　/　冷酷にして心の奥底に激情を隠し持っている。通常ならば決して分からないその狂熱は、王を目指し者を目の前にした時にのみ溢れ出る。「不思議の国のアリス」の中では誰彼構わず処刑しようとしているローズハート。しかしその実罪を犯した者等特に気にならないらしく、只女王としての体裁を守る為と自身の本質の部分である相反する感情を隠す為に偽りの怒りを見せるという。王を目指す者でなければそれなりの対応はするが本心を曝け出す事は無く、逆に言えば本心を知る為には王を目指していなければならない。

能力　/　女王という圧倒的な存在感により、対象を怯ませ身動きを取れなくさせる。段階としては、心の強い者になるにつれて効果が薄くなる。心の弱い者は全身が動かないが、強い者となれば体の一部分が動かないか全体的に遅くなる程度。

弱点　/　上記にもある通り、心が強ければ大して効かない。更にローズハート本人が動揺して仕舞えば能力の発動は不可能となる。

武器　/　ブロードソード。鞘と柄は赤く薔薇が彫られており、鍔には小さなルビーが複数付いている。

備考　/　一人称は『妾』。二人称は『貴様』『御主』『名前』等。自身が王になる事は望んでいない。加えて言えば、誰かが王になる事すら望んではいない。つまり王という存在を必要とは思っていないのだが、それはローズハート自身が女王である事に起因する。自身が民を纏める存在になった事により、童話若しくは一つの物語にのみ王が居れば其れで成り立つのだと感じ、其れ以上の立場である「お伽噺の王」は必要ないと考え今に至る。

ロルテ　/　
嗚呼、嗚呼!誰もが王を目指しおって!
(彼女が女王として君臨するのは不思議の国の大部分を占めるハートの城。その中で一つ響くのはその女王の憤りによる叫びで。普段の彼女は飽くまで冷徹にして冷酷。しかし誰が言い出したか、続々と王を目指し出す殆どのお伽噺達に彼女は苛立ちを隠せず、本来の狂熱が溢れては偽りの冷静さが隠れて仕舞い。「何故じゃ!王なんぞ小指の甘皮程すら必要なかろう!＿あああ、早う止めさせねば。その為に妾はサクラを装っておるのじゃ」人払いをした玉座の間で一人頭を抱え、狂った様に掻き回す。暫くそうすれば落ち着いたのか、徐にティアラを外して髪を整え。玉座に寄りかかり一つ息を吐いた彼女はそっと目を閉じ、次に開いた時には常の冷酷さを既に宿していて。ぱん！、と一度大きく手を叩く。すると広いこの玉座の間で一つしかない巨大な扉が、彼女の目の前で徐々に開いていき。完全に開き切った頃には眼前に並ぶ使用人、或いは兵士達。女王の本質を知る此の国のメインキャラクター以外では唯一の、城の住人達は彼女に向かって一斉に跪き。「＿捜せ」ぽつり、と一言。しかし良く通るその声音で命令すれば即座に部屋を出ていく彼等。言葉が少なくとも、女王が何を言いたいのか確実に理解する忠実な下僕達は、王を目指し者を捜しに行き)




(/　遅れながら主pfを投稿させて頂きます!手本代わりにご参考頂けると有り難いです。　　)