人外娘 2017-01-24 22:17:19 |
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【リリィ】
(望み通りたっぷり良い子良い子と頭を撫でてもらえ、幸せに頬を緩ませたり便乗して胸元にぎゅっとくっついてみたり相手の温もりを思う存分堪能し。そうしていると今までの気疲れもあってかふわぁ、とあくびをしてしまって「…リリィ、今日はずーっとこのまま翔さまと一緒がいいなぁ…」さすがに一晩中撫でてほしいとは言えない。ただ叶うならこのまま離れたくはないと、相手にこてんともたれかかりながら呟いて。尻尾というのはどんな動物においても敏感なセンサーであり、そこをぐりぐり弄られてはたまらない。自分だって早く解放されたい。それは事実なためこくりと一回頷いてしまうが、すぐにそれは違うとまた首を振って「だっ、てぇ…翔さまのこと、大好きだからっ…まだ、ちゅー、したい…っ」びくっと震える度に言葉を途切らせながらも、もはや半べその顔でその一心で堪えていることを打ち明けて。)
【イリス】
(自分の声に応えて相手の瞼がゆっくり開き、間近で視線が交わると寝顔を見つめていた時よりもずっと緊張してしまい、目が合わないよう思わず俯いて。しかしその緊張は今まで抱いてきた背筋が冷たくなるようなひやりとしたものではなく、胸のあたりがくすぐったい温もりに包まれるような感覚。そんな落ち着かない心地でいる所にこのままでいたい、などと予想外の言葉をかけられれば普段の無表情も保てず「…翔也様のお好きなようにしてくだされば、…でも、私も汗をかいていますし…」困ったように目を伏せたまま、いつものように主人の要求を鵜呑みにもできず熱で湿った自分の頬を抑えて「このままでは翔也様まで汚れてしまいますから…あの、決して嫌という意味ではなくて…」遠回しに拒絶していると思われないよう、慌てた様子で一言付け足して)
【ロザリー】
(自分の要求の恥ずかしさに気づいた時にはもう遅く、やっぱり無しと訂正を入れる前につらつらと自分の容姿を綺麗なものとして挙げられるともはや隠し切れないほどに顔も耳も真っ赤にのぼせてしまって「な、にそれ…そんなの、ほとんど全部じゃ…」ただでさえ褒められ慣れていない奴隷という身分には耐えられず、狼狽して言葉を失い。しかしこれで相手がただからかうために自分をおだてていたわけではないとわかり、おずおずと顔を上げては「…じゃあ…あなたは私がお気に入り、ってこと…?」嘘ではなく綺麗だと褒めそやすのなら、前の主人にとっての竜人が相手にとっての自分なのだろうかと怯え半分、なぜか期待半分で問い掛けてしまい。愛だの可愛がるだのと言っているうちはふざけているのかと思っていたが、従者を大切にするのは当然といった態度を示す相手は至って良識的らしく。そうとなれば食ってかかれる部分もなくて「そう。…こんなこと言ったら怒るでしょうけど…新しいご主人様があなたで良かったかも、です」と、小さく小さく本音を零して。明らかに動揺を見抜いた上で尋ねてくる相手はとことん自分をからかいたいのだろう。そうとわかれば反応してやるほど喜ばせてしまうと前の主人との生活で学習しており、思いきって顔を上げ「――あ、当たり前じゃないですか。ちゃんとお互いのことを知ってて、好きになって…手、とか、繋ぐようになって…それからなら別に、誰も文句なんて言いませんから」あくまで凛とした態度で。しかし拙い知識から時折言葉を詰まらせつつ、堂々と言い切って)
【マリカ】
(こちらがしずしずと大人っぽく紅茶を注いでいるというのに、相手の反応といえばおつかいをする子供を眺めるようなもので。"ちっちゃい"の言葉にぴくっと一瞬手を止めるが種族の特徴故にその間違いは仕方のないこと。そう寛容に聞き流すものの、頭を撫でられると年上としては黙っていられずムッとして「――お言葉ですけど旦那様。あたしは旦那様より3歳くらいお姉さんなんですよ?ほら、体だってちゃんと大人なんですからね!」イメージとしては悪い子を叱るように。実際は自分のほうがいじけた子供のように唇を尖らせ、机に手をついて前のめりになれば唯一大人らしい胸を見せ付けるように強調し。肝心の身長が足りないだけに、胸だけ机に乗っける形に近くはなるが大人の証明になれば何でも良くて「ですから"ちゃん"付けはいりません。副メイド長、もしくはマリカとお呼びください」さりげなくメイドの中でも二番目にお姉さんなのだと誇りながら、主人の前でも堂々と胸を張ってみせ)
(/はい、よろしくお願いします!もう一人のメイドさんについてはまだどっちにするか悩んでいるので、気長に待っていただけると有り難いです…!)
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