人外娘 2017-01-24 22:17:19 |
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【リリィ】
(悪い想像にぺたんと垂れていた耳に囁かれれば、慰めるようなその言葉よりくすぐったい吐息に身震いしながら笑ってしまい「んんーっ…でも、でもリリィがキレイになる前に翔さまが誰かを好きになっちゃったり、とか…」くすぐったさから逃れるようにふるふる首を振り、一生懸命真剣な表情に戻ろうとしながら拭いきれない懸念をぽつぽつ口にして。相手を捕らえたまま何度も何度もキスを重ねると、その度に満たされるどころか続きを求める欲求は大きくなっていき。そのうち重ねるだけでは満足できず、無意識に舌先を伸ばせば犬が甘える時のように相手の唇を舐めて)
【イリス】
(世界の大半は良い人間でできていると言うけれど、その言葉は奴隷である自分の世界に当てはまることではなく。ゆっくりと首を横に振れば「ご主人様…翔也様のお父様だけではありません。私が幼い頃から知っていた人間は、皆怖くて酷いひとたちでした。…こんなに優しい方に会ったのは初めてです」普段なら己の境遇を嘆くことも恐ろしいと本音を口にすることもない。しかし相手の優しさに気が緩んでしまったのか、ぽつりと自分の考えを零せば最後に寄り添う相手に向けて微笑んで。抱きしめられるといつもなら身をすくませるが今は伝わる体温がただ心地良く、寒気に震える体をより相手にくっつけては「…すみません…もう少しだけ、こうしていても良いでしょうか…?」震える指で相手のシャツをきゅっと掴み、初めて主人に対して何かねだるということをして)
【ロザリー】
(今までになく真剣な目つきで綺麗だとたった一言呟かれればそれだけでも心は揺らぐもの。極度の恥ずかしさか人間などの言葉に心を乱される悔しさか、あるいは喜びか、自分でもわからない大きな感情にじわりと瞳の奥まで熱くなれば「~っ…奴隷だからって、からかうのもいい加減にしてください!」潤んだ瞳のまま思わず大きな声を上げてしまい。語る主人像がおかしいと言われたって、人間に買われたばかりの自分に正解などわかるはずもなくついとそっぽを向いて「知りませんよ…人間に飼われるのは初めてですから。あなたで2人目ですけど…とにかく、気に入った子だけ着飾らせて"綺麗だよ"なんて可愛がるのがご主人様のやり方だったんです」と、傷つけられるばかりの自分たちと美しく飾られた竜人の差を思い出して拗ねたように答え。さすがに有象無象のメイドの言葉と主人の一言では重みが違い、相手が説明すればざわめきはすぐ納得に変わって、代わりに安堵の溜め息が広がり。しかし2人そろって慌てる様子がおかしかったのか、主人の優しさ健全さがわかったからかメイド達の雰囲気もどこか和やかに緩んで「…そこまで必死に否定しなくても良いじゃないですか。ちょっと嫌がってるみたい…」一人だけ釈然としない顔のまま、つい相手の隣に腰を下ろすとどうにも晴れない心のモヤモヤを不機嫌そうな呟きにして)
(/お待たせ致しました!新しいメイドさんも明日には追加したいと思っていますので、そちらはもうすこしだけお待ちくださいませ…!)
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